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南アフリカ旅行記

──ボツワナ その4──
ボートクルーズ~ナイトサファリ
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2000年8月15日(火) 夕暮

 たんまりと、野生動物を見物したわしら。
 日も西に傾いてきたし、そろそろ時間切れ。
 水面から顔を出すカバとかを見ながら、帰路についたのです。
 ……一通り動物を見て、残るはアフリカの夕焼け。
 日没の瞬間は、気を利かせて船を停めてくれましたよ。  地平線に飲み込まれる太陽と、青から赤紫に染まっていく空。
 薄紫の空が、印象的でした。

 故事いわく、百聞は一見に如かずという奴なりね。








2000年8月15日(火)

 日没直後に、ホテルへ戻ったわしら。
 メシを食うヒマもなく、ナイトサファリに出発しました。
 朝の時と同じく、三台の車に分かれてサファリクルーズ!

 ちなみに夜のため写真撮影はできなかったので、あしからず。(謝)

 今回は、英語がバッチリな添乗員さんの乗っている車になったので、解説は完璧!……ではありますが、朝の時みたいな現地の人との「下手なりな」コミュニケーションというモノはありませんでした。
 言葉が通じる人がいるというのも、善し悪しですな。
 ちなみに朝、運転してくれたカニさんは、別のお客さんを担当。
 添乗員さんいわく、レンジャーの技術に差はなくて、運の善し悪しだけ……なのだそうデスが、やっぱし大当たりした人の車にまた乗りたいと思うのが、人情というモノです。(苦笑)

 ホテルの敷地を出たわしらは、朝とは反対に左折して進む。
 朝と夜とでは行く場所が違う……という話は聞いていたけど、なして違う場所なのか?
 ちなみに夜は、運転主兼ガイドのレンジャーさんの他にもう1人、別なレンジャーが乗り込んでいる。
 なぜに2人なのか?
 ……それらの謎は、しばらく走ってから判明する。

 しばらく走ると、車は舗装された道路を外れ、道無き道を進み始める……と、そこで車が停車して、もう1人のレンジャーが車から降りる。
 そして、運転席脇から何やらコードがついたモノ取り出す。

 レンジャーさん、車の屋根に登ってから、それを受け取る!
 屋根の上から、一条の光が闇を穿つ!
 そう、もう1人の方は、屋根の上でサーチライトを照らす係だったのです。
 ……にしても、屋根って言ったって布が運転席上に張ってあるだけで、メチャメチャ安定が悪そう。
 道というほど立派じゃないサバンナを走るのは、僕なら絶対カンベンして欲しい所。
 アフリカさんは、根性の据わり方が違うのぅ。
 ……ちなみに今回は、車が満席だったのですが、朝の教訓から真ん中の席をゲットしておきましたよ。(笑)

 んで、車はサバンナに分け入って行くのじゃが、朝とはちょっと違う所があった。
 たとえば、草むらの中に、ハイエナやジャッカル、ワイルドキャットなどがいたのデスが、発見すると車はズカズカ近くまで寄って行っちゃう!
 ハテ?、朝は既定の道から外れちゃイケなかった気が……
 ……とか思ったら、何とココ、チョベ国立公園の敷地じゃナイらしい。
 国立公園といっても、柵があるワケじゃないので、敷地外にも野生動物は自由に出入りしてるとか。
 ナイトサファリは、国立公園外の場所を見てまわるので、どこへだろうと車が入りさえすれば、アタックをかけられるとのコト。

 ……でもそれって、近所の草むらを散策してるようなモノじゃない?
 そーゆートコにも野生動物がいるって、つくづく「ワイルドピュア・シンプルライフ」を実感しましたよ……その場で、ぐぅ。(by太陽のしっぽ)

※ かーちゃんにこの文章を読ませてみたトコロ、チョベ国立公園は、夜間立入禁止なのだとか。
  だもんで、ナイトサファリは国立公園の敷地外でやるんだって。
  そーゆー話は、聞き逃しておりましたよ、テヘッ。(2000.09.02)


 とまぁ、近所の草むらをサファリカーで驀進する我ら。
 やっぱ昼間とは、出てくる動物が違います。
 当然ながら、夜行性の動物が多い。
 距離が遠いので、写真撮影は諦めていたのじゃが、闇間にゾウが出現した時は、さすがにカメラを取り出しました。
 左の草むらに、ゾウがいたのである。
 ……が、防寒対策に軍手をしてたおかげで、カメラの操作がままならず、ゾウが車の前を横切った時も、ろくに見物できずじまいで……トホホ。

 ちなみにわしら、メジャーな野生動物は大概、見物しておるのじゃが、キリンだけはまだ見ていない。
 なんか一度、バスの窓からキリンの首が見えた!……というツアーの人もいたのじゃが、ほとんどの人は見ていない。
 朝も昼も、結局キリンは見てませぬ。
 ……ちうこって、わしらツアー参加者の群集心理としては、「他の動物はもうイイから、キリンを見せよ!」的な雰囲気になってた。

 例によって、広めの場所で休憩を取ってから、またまたサバンナを驀進。
 添乗員さんによると、キリンがいた気配があるらしい……とレンジャーさん達が言ってるとのコトなので、すべからくキリン探しのナイトサファリになったのデス。

 南十字星[サザンクロス]が輝く満天の空の下(どれがそうかは、イマイチよくわからんかったケド)、わしらはキリンを求めて走りまくり。
 ウサギだの、フクロウだのは見たのじゃが、やっぱしキリンはおらず。
 住宅街のほうに出たところで、残念ながら時間切れ。

 ホントの事をいえば、オスライオンや、シマウマ、ヒョウやチーターだって見てないのじゃが、なんかツアー内では、キリンが大人気でありました。
 はぁ、キリン、キリン!

17▼

2000年8月16日(水) PM5:46


 やっぱ、翌日の夕方になってしまった。(苦笑)
 昨日はあれから、ボートクルーズをして、ナイトサファリをして、寝た。
 今日は、朝おきて風呂入って、メシ食って、チェックアウトしてボツワナを陸路で出国して、ジンバブエに入国。
 んで、ビクトリアフォールでおみやげを買って、飛行機でジンバブエを出国、南アフリカに入国して、ヨハネスブルグに到着、でもって、ケープタウンへの移動するため、飛行機に乗ってるのです。
 あー、書いてるだけで忙しい。(笑)

 サファリや、ボートクルーズについては、写真つきコラムでも書いて、別途報告するなり。
 なかなかにスバラシイ、アフリカァーであったよ。




 ふいぃ~、やっと8月15日が終了。
 長い一日であったよ。(苦笑)
 ↑のリアルタイム報告を書いて以来、ここにたどり付くまで、エライ苦労であった。
 続きは、ちょい待ちぃ。


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