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南アフリカ旅行記

──南アフリカ その2──
ボルダーズ・ビーチ~喜望峰~ケープタウン
Down▼

2000年8月17日(木) ボルダーズ・ビーチ

 生アザラシを見学し、おみやげ巨大ペーパーナイフをゲット。
 それなりにご満悦のわし。

 昼食をとってから、ボルダーズ・ビーチという所で生ペンギンを鑑賞予定。
 ちなみに、昼食は海岸沿いのレストランでエビ料理を食ってから、白い砂浜で海鳥と戯れたり、地元の電車を間近に激写したり、児童公園に備え付けのボートの舳先で、指さし確認姿を撮影してみたりと、なかなかに楽しかったのじゃが、写真がないので省略。(哀)

 そんなこんなで、やってきましたボルダーズ・ビーチ。
 ジャッカス・ペンギンという種類のペンギンが生息しており、自然保護と観光、両方の意味から大切に保護されています。
 ペンギンの移動を邪魔しないように木道が造られており、子育てしてるペンギンが間近に見られるのだ。
 人間が危害を加えないコトを知ってるので、ペンギンも自然にふるまってましたよ。
 ラッパ口でファンファン鳴く、軟体ペンギンは見つからなかったケドね。(笑)

 例によってデジカメ写真はナイのですが(哀)、ウチのかーちゃんが撮影したモノを提供していただきました。
 ありがとうございます。


ペンギン大集合……の手前では、人間大集合でした

望遠ナシでも、ここまで接写できます


そして運命の時!←大げさ

 昼食をはさみ、アザラシ、ペンギンと海獣関係をスルドく鑑賞した一行。
 お次は、かの有名な喜望峰を見学だ!

 ……などと気負ってたワケじゃないケド、南アフリカ一帯で、昔から知ってる有名ドコロって、ビクトリアの滝と、喜望峰ぐらいしいかなかった。
 大瀑布は見たので、お次は喜望峰!……と、それなりに、期待するモノはある。

 んで、喜望峰までのバス移動中、撮影したデジカメデータを整理してた。
 当初は標準画質で撮影してたため、すぐにメモリーカードが一杯になって大変だったのデスが、現在は画質を標準の150万から、半分の80万画素に落としてる。
 印刷するには、ちょいと厳しい画質だけど、モニターで見るには十分な大きさ。
 データが軽い方が、デジカメの反応も早いしね。
 ちなみに、このページで使ってる写真は、画素数をさらに半分に落としています。

 80万画素モードだと、32MBのメモリーカードで500枚近く撮影できる。
 アザラシ見学中に1枚目が終了して、さっき2枚目のカードに交換したばかり。
 この調子なら残りの旅行中、ずっと撮影しまくりでも2枚目までで大丈夫であろう……

 などと安心しつつも、移動時間を利用して、容量確保のために不要な写真を消去してましたよ。
 ともかく取りまくって、失敗した写真はどんどん消す……コレ、デジカメの正しい使用法なり!

 ……ところで、さっきから、デジカメが処理中を示す砂時計マークがつきっぱなしなのじゃが、どうしたコトでしょう?
 そして気づいた時、いままで撮影した写真がまるごと消去されていました。
 一枚ずつ消去してるつもりが、うっかり全消去をかましてしまったようですね。(微笑)

 は……はう゛ー!!!×無限大 (フゥ~……珍しく、デカい書体を使っちまったぜいっ)

 かくて、アザラシ見学の後半から、ペンギン見学までに撮影したデータが消滅したワケです。 
 1枚目のデータが消えたワケじゃないので、こうして旅行記を書くぶんには支障ナイのですが、やはり精神的ダメージはでかい。
 短時間ではありますが、アザラシやペンギンといった、デフォルトな旅行写真のほかに、ちょいと目についた愉快風景も撮影してたので、そこらへんが消滅したのは痛いです。
 はぁ……

 そんなこんなで、喜望峰に到着するまで、しばらく撮影する気になりませんでしたよ。
 ぐしぐしっ……

 これ以降、旅行終了まで写真の消去はしませんでした。
 それでも容量オーバーにはならなかったので、最初から撮りっぱなしにすればよかったなり。
 ちくしょう。


喜望峰……てゆーか、ケープポイント

 多少、個人的なトラブルはあったものの、ツアーは順調に進行中。
 ちょいと曇り空だけど、雨が降るほどでもナイ。
 風景は、起伏の激しい街並から、草原[くさはら]の広がる無人地帯になる。
 事後知識だけど、喜望峰周辺は自然保護区に指定されているのだとか。

 んでもって途中、サファリクルーズでも見かけなかった野生のダチョウを発見。
 アフリカ南端でダチョウを見るのは珍しいらいいけど、生ダチョウが見られるなら、どこでも結構!
 気を取り直して、写真をゲット!
 ……あ、ちなみに→の写真は、帰りに撮影したモノです。
 後の方が、間近に撮れたモンで。

 生ダチョウ後に到着したのは、岬の上に灯台の見える駐車場っぽい所。
 ここが喜望峰?
 専用のケーブルカーに乗って、ぐんぐん上がると、右手にナンということはない岬が見える。
 感じとしては、いま向かっている岬のほうが南にあるっぽいから、関係なかろ……
 てな文章を書く以上、流れとしてはこのチンケな岬が喜望峰なんですがね。(苦笑)

 ガイドブックによると、喜望峰ってアフリカ大陸最南端ではないそうです。
 いま登っている灯台のある岬──ケープポイント──のほうが地理的にちょっとだけ南にある。
 さらに言えば、このケープポイントですら、アフリカ大陸最南端ではありません。
 実際の最南端は、ここから南東に150キロほど行ったアグラス岬という場所なんだとか。
 知名度はダントツあっても、地理的には最南端でもナンでもない岬。
 かなり、トホホな場所でありました。

 んで、アフリカ最南端ではないけど、喜望峰よりはちょいと南にある、ケープポイントの灯台。
 まぁ、南のはしっこまでは、簡単に行けないふうなのですが、喜望峰よりは迫力のある風景。
 石の柵で囲まれた灯台から、おっかなビックリ撮影しましたよ。
 ……したらガイドさん、柵を越えて岩場から撮影するとヨイとアドバイスしてくれる。

 はっはっは……そうなりか、んじゃま……
 なんて気軽に柵を越えることなぞできませぬよ、わし。
 高所恐怖症はダテじゃない!

 ……と、ブルッた軟弱意見を述べると、ガイドさん、おもむろに柵を越えて岩場でポーズ!

 むぅ。

 そこまでされたら、わしも越えずにはいられまい。
 ちうこって、高所の恐怖と戦いながら、岩場でポーズ!
 す……すげぇ、コワイ。
 とてもじゃないけど、ガイドさんみたいな軽快アクションは不可。
 その差をとくと、ご覧アレ!

灯台のある場所から撮影


ガイドさん、カッコイイ!

わし、カッコ悪い……(撮影:かーちゃん)

 蛮勇高所写真をゲットし、帰りはふもとまでノンビリ徒歩にて下山。
 下につく途中で、ヒヒの親子に遭遇。
 さらに駐車場までもどると、さらにヒヒの群がいる。
 ひょっとして、観光客からエサをもらってるのかもしれんな。




 んで、ヒヒの群のなかに一匹、ひときわ大きな奴がいる。
 多分、ボスなんだろうな。
 ケーブルカーの駅舎の上に、ボスが上がると、もとからいた小柄なヒヒが、壁にはりついてボスをやりすごしてる。
 ↓の写真はその時のモノで、右上に頭だけ見えているのがボスなり。
 その後も、車の屋根を占拠して観光客を困らせたりと、したい放題。
 後で聞いた話だと、ウチのツアーの人もボスに荷物を奪われて大変だったそうです。
 まぁ、取り返せたみたいだけどね。


ビクビク……こわいよぅ~

わし、動かないモンねっ!


 無名ながら迫力のあるケープポイント観光を終えて、次はちょびっとだけ喜望峰。
 ホント、何もない岬である。
 看板前で記念写真を取ったり、海辺で昆布を見たりして、バスに戻りましたよ。
 なんだかなぁ……


見よ!……あれが喜望峰だ!(撮影:かーちゃん)

看板がないと、たんなる岬


ウォーターフロント

 なんだか肩すかしな喜望峰観光を終えて、戻ってきましたケープタウン。
 暗くなってから、シグナルヒルに登って夜景を見る予定らしいケド、まだ時間があるのでウォーターフロントでショッピング。
 早い話が、港に設けられたショッピングセンターですな。

 かなりの店舗が入ってるので、わし的ヒットなみやげが買えるやもしれぬ。
 やっぱし狙いは、武器関係。
 つっても、本物は管理が面倒なので、それっぽいイミテーションが良い。
 値段も1万円以下ぐらいだとイイなぁ……

 などと思いつつ、ショッピング街をふらり。
 ……で、さっそく見つけましたよ、武器の店。
 てゆーか、本格的な民俗工芸品の店で、洒落たディスプレイに短剣っぽいのが飾ってある。
 当たり[ビンゴ]

 と、思いつつ、値札を見てビックリ。
 いままで買ってた、おみやげ物とはケタが違う。
 軽く100倍?
 まぁ、それでも数万円だから、買えないコトはないけど、そこまでして欲しいモノでもなかったので諦める。
 あとは普通のみやげ物屋をハシゴしたけど、あったのは無難な奴ばかり。

 ほとんど時間がなくなった所で、ショッピング街の外れに、ちょいと気になる店を発見。
 金属細工の店で、ナイフやフォークなんかを売ってる。
 その中に、イカスふうのペーパーナイフを発見。
 金属製といっても、刃はないので安全……しかも、値段的にも手頃。
 即、ゲット!
 まぁ、コレでよかろう。

 てなこって、プレトリアで買い逃した巨大ペーパーナイフに変わるブツを2つ見つけたので、まぁ次善策としては上々ではないかと。
 ここで時間切れとなり、集合場所に移動したのである。


シグナルヒル

 ウォーターフロントから、バスに乗ってやってきたシグナルヒル。
 テーブルマウンテンの時に説明した通り、ライオンズヘッドと対になる、獅子の胴体部分。
 ……と言っても周囲は暗いので、単なる高い場所なりがね。(苦笑)
 ここで、果敢にも普通のデジカメで、ケープタウンの夜景を撮影。
 5、6枚撮って、成功したのは←の1枚のみであった。

 んで、夜景を見てから連れて行かれた店は、なんと寿司屋!
 旅行も終盤になり、そろそろ和食が恋しかろうという、粋な計らい……なのかな?
 わし的には、帰れば好きなだけ食える和食を、わざわざ南アフリカくんだりまで来て、食べたいとは思わない。
 無論、出された食事は完食する主義なので、バッチリ食べたけどね。
 んでもまぁ、行った店の寿司はウマかったよ。

 特別な所は何もない普通の寿司なんだけど、日本人に違和感のないモノを南アフリカで食べられるだけで、大したモンです。
 かーちゃんいわく、酢メシの効きが弱いということだけど……そうだったかな?(苦笑)
 店員さんが、和服を着た白人のおねーさんで、ちょいとイイ感じ。
 拙著「ストレイトティーブレイク」の主人公、トレスを彷彿とさせましたよ。

 それはそうと、夜のケープタウンは風がメッチャ強くて、吹き飛ばされそうだったなりよ。
 んで、ホテルへ戻って寝たのです……ぐぅ。
18▼

2000年8月17日(木) 【リアルタイム報告】

 むぅ。
 とうとうリアルタイム記録が途切れてしまいました。
 昨日からホテルに宿泊して、朝から1日ケープタウン観光。
 サファリ中は、やたらと平坦な土地が多かったのデスが、ここにきて、極端に起伏がはげしい土地に。
 朝イチで行ったのは、テーブルマウンテン。
 その名の通り、平たい山。
 ロープウェイで頂上に登ると、ケープタウンが一望できる。
 お次は、船に乗ってアザラシ見学。
 岩場にゾロゾロと、おるのだよ。
 ほんでもって、昼メシを食って、その次が海岸にできたペンギンの巣。
 やっぱし、ウジャウジャとペンギンがいる。
 ……と、次の場所への移動中、デジカメの写真を整理してたら、うっかりデータを全消去してしまった!(爆)
 まぁ、消したのはアザラシと、ペンギンを見学してた時だけなので、必要なら他の人の写真を見ればよいのじゃが、ちょっと……いや、かなり残念。
 以後、注意せねば……

 んでもって、お次はケープ岬。
 喜望峰がある、アフリカ最南端の土地デスよ。
 ケーブルカーっぽいので、灯台のあるトコロまで登ると、岬の先端が見える。
 厳密な話をすると、アフリカ最南端の岬は、喜望峰ではありません。
 その隣にあるケープ岬というのが、地理的にはチョットだけ南にあるのだとか。
 今回行ったのは、そのケープ岬のほう。
 喜望峰は、その右手にポツンと見えてます。
 観光地としても、ケープ岬のほうがバリバリ開発されており、あとで喜望峰にも行きましたが、単に岬って感じ。
 名物にウマい物ナシ!←誤用

 ほいで、さらに次が、シグナルヒルという丘。
 黄金の夜景が、むっちゃキレイでした。←ウサギふう



 ……とまぁ、ヘタレなリアルタイム報告(18日に執筆)をした所で、次の日に続くのです。
 明日はいよいよ、南アフリカ最終日。
 つっても、日本につくのは明後日デスがね。
 遠いよっ……南アフリカ。


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