んで、Quick Release Upgradeはいずこ?
PS5でグランツーリスモ7をプレイする用に、ハンドルコントローラとしてThrustmaster T300RS GT Editionを使用してた。お値段的に、ゲームのコントローラとしては高級品ですが、ドライビングシミュレータのハンドルコントローラとしては入門機といったポジションみたい。ベルト駆動のT300でも、僕のような初心者には十分な性能ではありますが、さいきんはモーターと直結しているダイレクトドライブ(DD)のハンコンが主流らしい。あとT300には、長時間負荷がかかるとフォースフィードバック機能が停止してしまうという熱ダレの問題もあった。
ハンコンはT300を愛用してるんだけど、衝動的にT598を買っちった。ハンドル、ペダル、シフターがつかえるしね。
— Ikuo/Yoshitake (@ikuoyosh) March 8, 2025
DDのハンコンは各社から出てるけど、T300用にオプションのシフターやハンドルも購入していたので、できれば使い廻し可能なThrustmaster製のものがほしい。そう思っていたら、おあつらえむきに『Thrustmaster T598』というPS5、PS4、PC対応なDDのハンコンが新発売とのこと。T300でつかってるシフターとペダルが使えるので、さっそく購入。T598用のペダルも付属してるのですが、クラッチペダルがオミットされており後日、オプションで追加されるとのこと。ひとまず、T300付属のT3PMペダルを使用。既存のハンコンベースに設置されたT300を、T598に置きかえる。ただ、T300とT598ではサイズや角度が異なるので、ハンコンベースを調整してベストポジションを模索中。T598の底に専用金具をつけるとT300より上向きになってしまうけど、専用金具をつけないとハンコンベースに固定できないというジレンマ。ハンコンベースを若干下向きにすることで対応してます。
ソフトウェア的にはT598用のドライバが熟成されておらず、設定不可の機能もあり、ゲーム側の対応もこれからのようです。ひとまずPS5のグランツーリスモ7でプレイ可能なことを確認。パソコンでもよくプレイしているSnowRunnerでT300用の設定のまま動作することも確認。首都高バトルはT300としては認識しないけど、手動でキーアサインをすれば動作しました。
想定外だったのは、既存ハンドルの流用について。公式の機能として、既存のハンドルも使用可能なのですが、ハンコンとの接続方式がT300と異なるため、接続アダプターをつけかえることで対応可能。対応可能……ではあるのですが、肝心の変換アダプターである『Quick Release Upgrade』なるものが記事執筆時点では日本国内未発売の模様。海外では$29.99で売ってはいるようなのですが。個人輸入は面倒なので、できればやりたくない。サポートに問い合わせて、いつ国内発売するのかを確認中です。Quick Release Upgradeはいずこ?
2025/03/13追記
Thrustmasterのサポートに確認したところ、『Quick Release Upgrade』は4月にAmazonで販売されるとのこと。ハンドルぶん購入せねば。
T598の使用感として、T300のようにベルト駆動特有のゴリゴリ感はなくスムーズですが、標準ではちょっと軽い。現状、使い慣れたハンドルである『TM Rally Wheel Add-on Sparco R383 Mod』につけかえられないので一概にはいえませんが、もうちょっと重いほうが好みかな。
ここらの細かな設定も現時点のドライバ(2.07)では不可ですが、フォースフィードバックを2に設定すると操作が重くていい感じ。T300ユーザのかたは、モデル初期の不具合や不便さを覚悟したうえで購入されるべきかと。現実的にはあるていどオプションやソフトウェアの対応がこなれてきたら、アップグレードを検討すべきでしょう。
ハンコンをT300RSからT598にリプレイスした。満足。https://t.co/Ho27wTX0tc
— Ikuo/Yoshitake (@ikuoyosh) March 12, 2025